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2018年02月25日

藤沢周平の作品おすすめ人気ランキングTOP3・口コミ・種類

映画やドラマなど数多くの作品が映像化されている藤沢周平さんの作品は、時代小説でありつつ時代を超えた人情物語として現在でも人気の小説家です。今回は、藤沢周平さんのプロフィールとともにおすすめの作品をご紹介します。時代を超えた人情話は、今読んでも楽しめます。

藤沢周平の作品おすすめ人気ランキングTOP3・口コミ・種類

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藤沢周平とは

藤沢周平(ふじさわしゅうへい)さんは1972年、山形県東田川群(現在の鶴岡市)に生まれました。本名は小菅留治(こすげとめじ)です。

藤沢周平というペンネームは、妻の悦子さんの実家がある「藤沢」と同じく悦子さんの親族の名「周」が由来です。

主な生い立ち

作家・藤沢周平さんの生い立ちを簡単ではありますがご紹介します。

幼少期から記者時代

幼い頃から小説や雑誌を読み漁る少年で、書物を読みながら登下校していたほどです。山形師範学校(現在の山形大学)卒業後は、地元・山形で教鞭を振るうことになります。しかし、肺結核が見つかり教員を辞めることになります。

その後は東京で業界新聞で働きますが、入退院を繰り返すほどでした。この頃に長女が生まれますが、妻の悦子さんが急性のガンにより急死してしまいます。翌年に書いた小説が新人賞を受賞、藤沢周平さんはその後、専業作家としてデビューしました。

念願の作家デビュー

作家としてデビューした藤沢周平さんですが、当初は編集の仕事と掛け持ちをしていました。郷里にいた母を東京に呼び、娘の世話を頼みつつの執筆活動でした。

その後、藤沢周平さんは業界新聞を退社、また再婚をして専業作家に転身しました。東久留米市に引っ越してから、藤沢周平さんの作風が変わり徐々に仕事も増えていきました。

晩年

1980年代には町人ものや娯楽色の強いシリーズなど、数多く手がけていた藤沢周平さんは、さらに新たなる人気シリーズを生み出すこととなります。

65歳の時には文藝春秋より「藤沢周平全集」の刊行を始め、2年後に完結しました。68歳の時、若い頃に患った肺結核の手術の際にわずらった肝炎により入退院を繰り返すようになります。その間に未完だった連載小説を完結させるなど、執筆活動は続けていました。

1997年1月26日、藤沢周平さんは肝不全のため69歳で亡くなりました。没後、山形県民栄誉賞と鶴岡市特別顕彰(鶴岡市名誉市民顕彰と同じ)が贈られました。

藤沢周平の作品の種類と選び方

藤沢周平の作品おすすめ人気ランキングTOP3・口コミ・種類

藤沢周平さんは多くの時代小説を書いてきました。簡単ではありますが、ここで藤沢周平さんの作品の種類と選び方をご紹介します。

藤沢周平の作品の種類

藤沢周平さんの作品の特徴は、江戸時代の地元・山形を舞台にした小説を多く手掛けています。主人公に据えたのは、庶民や下級武士などの哀歓をテーマにしています。

藤沢周平の作品の選び方

藤沢周平さんの初期の作品は、薄暗い雰囲気の作風が多く地味な作家と言われていました。しかし、1976年刊行の『竹光始末』以降は作風が変わり、綿密な描写とユーモアを加わりました。

藤沢周平さんの作品をこれから読む人におすすめなのは、1976年以降の作品をまず読みましょう。そして、ある程度読んだ後に初期の作品を読んで比べてみましょう。同じ作家が書いたとは考えられないでしょう。

藤沢周平のおすすめ代表作品

用心棒日月抄
用心棒日月抄
口コミ

藤沢の作品にある結末の寂しさは若干あるもののそんなに深刻にならずに読み進めることができます。青江の成長を読み進めていくことが若い人にも参考になるかなと思います。

藤沢周平さんの代表作品は、1978年に発表した「用心棒日月抄」です。東北の諸藩を脱藩した浪人が、江戸で用心棒として生活する物語です。

この作品から藤沢周平さんの作風が変わったと言われており、藤沢周平さんは一躍有名作家の仲間入りを果たします。「用心棒日月抄」はその後、続編となる3作品が執筆され「用心棒シリーズ」と称されることもあります。藤沢周平さんの作品を読むなら、まず「用心棒シリーズ」を挙げるほどです。

藤沢周平の作品の楽しみ方

藤沢周平の作品おすすめ人気ランキングTOP3・口コミ・種類

藤沢周平さんの作品は、地元・山形県を舞台にした小説が多いことは、先ほどご紹介しました。後期の作品は緻密な描写が特徴のため、情景がありありと浮かんできます。そのため、藤沢周平さんのファンの中には、実際に山形県を訪れる人も少なくありません。江戸の忙しない風景とは違った、諸藩の慎ましやかな生活を楽しむことができます。

藤沢周平の作品おすすめ人気ランキングTOP3

藤沢周平の作品おすすめ人気ランキングTOP3・口コミ・種類

ここからは、藤沢周平さんの作品の中から人気の3作品をランキング形式でご紹介します。どの作品を読もうかまだ悩んでいる人は、このランキングを参考にしましょう。

おすすめ人気ランキング3位「隠し剣孤影抄」

隠し剣孤影抄
隠し剣孤影抄
口コミ

庶民的な藤沢作品とは一線を画すシリアス路線の短編集。映画化された作品も2つ程含まれてます。時代を超えて感動できる藤沢作品です。お勧めします。

藤沢周平の作品おすすめ人気ランキング第3位は、1981年に発表した「隠し剣孤影抄」です。同年には続編となる「隠し剣秋風抄」が執筆され、「隠し剣シリーズ」として称されます。

1話完結の短編集となっており、読みやすさもおすすめのひとつです。自分の不貞を口実に立ち会いをすることになった武芸者が、秘伝の絶技を見せるまでの物語です。

2010年には映画「必死剣 鳥刺し」が公開

必死剣 鳥刺し
必死剣 鳥刺し
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殺陣の素晴らしさ、主演の豊川悦司さんの静謐な正義感と立ち居振る舞いといい、久しぶりにThe時代劇映画を堪能。剣術だけでなく、雨の演習が随所で効いていて感動ものです。

2010年には俳優・豊川悦司さん主演で「必死剣 鳥刺し」が公開されました。「隠し剣シリーズ」の一編「必死剣 鳥刺し」をモチーフに制作されました。

この映画が公開されたことにより、再び「隠し剣シリーズ」が注目されるきっかけとなりました。原作も映画もどちらもおすすめの作品です。

おすすめ人気ランキング2位「果し合い」

藤沢周平短篇傑作選
藤沢周平短篇傑作選
口コミ

過去の後悔は、今をどう生きるかで変わる。人を愛するに、計算、駆け引き、損得などない。想う気持ちだけを真実とする。

藤沢周平の作品おすすめ人気ランキング第2位は「果し合い」です。単行本としては発売されず、1981年に発売された「藤沢周平短篇傑作選全4巻」に収録された短編小説です。居候の身の主人公が、おいの娘の縁談がこじれたせいで果し合いをする羽目になる物語です。

2015年には「藤沢周平新ドラマシリーズ」第1弾として放送

果し合い
果し合い

¥ 4,104

口コミ

この目、この迫力こそ仲代よ。

2015年には時代劇専門チェンネルにおいて「果し合い」が放送されました。「藤沢周平新ドラマシリーズ」と銘打ち、全3話放送されました。その第1弾が同作品です。俳優・仲代達也さんの演技が光る作品で、ドラマ原作ともにおすすめです。

おすすめ人気ランキング1位「蝉しぐれ」

蝉しぐれ
蝉しぐれ
口コミ

長編ではありますが、甘酸っぱい詩情に満ちた内容で他の方のレビュー通り、傑作の名に値する小説だと思います。

藤沢周平の作品おすすめ人気ランキング第1位は、1988年に発表した「蝉しぐれ」です。藤沢周平さんの代表作のひとつであり、おすすめ小説として名前が上がる作品です。

政変の渦に父親が巻き込まれ、その影響で貧しい生活を余儀なくされた下級武士の物語です。藤沢周平さんは同作品を執筆するにあたり、書いても全く面白くなかったと当時を振り返っています。しかし、1冊の本になった途端、読み応えのある作品に生まれ変わったとも語っています。

テレビドラマ・映画化もされた「蝉しぐれ」

蝉しぐれ
蝉しぐれ

¥ 10,152

口コミ

当時映画館で観て最近DVDで久しぶりに観ましたが、やはり素晴らしい作品だと思いました。

おすすめ作品第1位の「蝉しぐれ」は、2003年にはテレビドラマ化、2005年には映画化されました。テレビドラマの主演は俳優の内野聖陽さん、映画の主演は歌舞伎俳優の六代目・市川染五郎(現在の十代目・松本幸四郎)さんが演じました。ドラマや映画を見て原作を読んだ人も多いほど、人気でありおすすめの作品です。

特徴・用途別おすすめの藤沢周平の作品

藤沢周平の作品おすすめ人気ランキングTOP3・口コミ・種類

ここからは、特徴・用途別に藤沢周平さんおすすめ作品をご紹介します。日の当たることがない庶民や下級武士を主人公にした藤沢周平さん作品は、世代を超えて訴えるものがあります。

「本」で読むおすすめ作品

ここでは、原作小説で読んでほしいおすすめ作品を3つご紹介します。数多くの作品が映像化されましたが、やはり藤沢周平さんの特徴である緻密な描写を、本で読んで楽しむのがおすすめの読み方です。

本で読むおすすめ作品①「三屋清左衛門残日録」

三屋清左衛門残日録
三屋清左衛門残日録
口コミ

2度読んでも飽きない本でした。活躍した奉公時代から隠居後の心の描写が響くものがあった。

本で読んでほしいおすすめ作品1つ目は、1989年に発表した「三屋清左衛門残日録」です。隠居生活を送る主人公に、町奉行から次々と相談を持ち掛けられ解決していく短編集です。全15話あり読みやすいのもおすすめしたい点です。

1993年、1995年、2016年にはテレビドラマが放送されました。主人公は俳優の北大路欣也さんでした。北大路欣也さんが華麗に難題を解決していくドラマもおすすめです。

本で読むおすすめ作品②「獄医立花登手控え」

獄医立花登手控え
獄医立花登手控え
口コミ

それぞれの物語が痛快且つ気持ちが良い。忙がしい人の気分転換にお勧めです。

本で読んでほしいおすすめ作品2つ目は、1980年に発表した「獄医立花登手控え」です。全4巻が発売され「獄医立花登手控えシリーズ」と称されます。東北の小藩出身の若い医師が江戸にやって来て、ひょんなことから「訳あり」の囚人たちの事件を解決していく物語です。

1982年に初めてテレビドラマが制作され、その後2016年にも再びドラマ化された人気作品です。藤沢周平さんが手掛けたシリーズものの中で、初めて医師が主人公の作品です。

本で読むおすすめ作品③「秘太刀馬の骨」

秘太刀馬の骨
秘太刀馬の骨
口コミ

読み始めると展開に引き込まれ、あっという間に読み切ってしまった。物語の進行と並行して、半十郎と心の病である妻との関係や半十郎の妻への葛藤も絡み合い、それも、おもしろい。

本で読んでほしいおすすめ作品3つ目は、1990年に発売した「秘太刀馬の骨」です。家老暗殺に関わったとされ、秘太刀「馬の骨」の伝承者を探すように命じられた下級武士が主人公の物語です。藤沢周平さんファンの間では有名な作品ですが、一般的な知名度が低い作品でもあります。しかし、読み進めると話に吸い込まれ魅了される人が多い本でもあります。

2005年にはNHK金曜時代劇で放送、8年後の2013年にはひかりTV時代劇専門チャンネルでも放送されました。普段は頼りない主人公が、立ち合いになると別人のように強くなる様は大衆時代小説の象徴とも言える作品です。

「映画」でみるおすすめ作品

次にご紹介するのは、映画でみてほしいおすすめ作品です。数多くの作品が映画化されましたが、その中でも特にみてほしいおすすめ作品を2つご紹介します。

映画でみるおすすめ作品①「たそがれ清兵衛」

たそがれ清兵衛
たそがれ清兵衛
口コミ

時代劇という枠組みで観てしまうには勿体ない演出、人間描写。山田監督の苦心の末に再現された徹底的に作りこまれたリアルな江戸末期の風景。

映画でみてほしいおすすめ作品1つ目は、2002年に公開された映画「たそがれ清兵衛」です。夕刻の終業の太鼓を聞くと、寄り道せずにまっすぐと家に帰り家事と内職にいそしむ下級武士が主人公の映画です。主演には俳優の真田広之さん、そして監督は山田洋次さんでした。

映画「たそがれ清兵衛」と小説では一部分異なりますが、大筋は変わらないためどちらもおすすめです。また、家路を急ぐ主人公の姿は、妻を亡くしひとり娘を育てた藤沢周平さんが体験したできごとが元になっています。

映画でみるおすすめ作品②「武士の一分」

武士の一分
武士の一分

¥ 4,104

口コミ

決して裕福ではないが、しみじみしたお互いを思いやる夫婦愛が描かれていて、ハッピーエンドなのがよい。何度も繰り返し見るような映画だと思う。

映画でみてほしいおすすめ作品2つ目は、2006年に公開された映画「武士の一分」です。原作は、「隠し剣秋風抄」に収録されている「盲目剣谺返し」です。主演には俳優としても活躍している木村拓哉さん、そして再び山田洋次監督がメガホンをとった映画です。

同映画の主人公の妻役を山田洋次さんは探していましたが、なかなか見つかりませんでした。しかし、当時宝塚歌劇団に所属していた檀れいさんが退団することを聞いた山田洋次監督は、さっそく映画に出演してほしいと依頼、見事に実現しました。

檀れいさんは、宝塚歌劇団退団後の最初の映像作品出演でした。当時知名度が低かった檀れいさんですが、映画「武士の一分」で日本アカデミー賞・新人俳優賞受賞、優秀主演女優賞受賞を受賞しました。檀れいさんの美しさが際立つ作品なので、ぜひ映画でみてほしいおすすめ作品です。

「ドラマ」でみるおすすめ作品

次にご紹介するのは、ドラマでみてほしいおすすめ作品です。庶民や下級武士を主人公にすえている藤沢周平さんの作品は、従来の時代小説のようなきらびやかさはありません。しかし、心に訴えかける義理や人情が溢れています。ドラマでみてほしいおすすめ作品をご紹介します。

ドラマでみるおすすめ作品「橋ものがたり」

橋ものがたり
橋ものがたり
口コミ

最初の「約束」からして泣ける話である。人に優しくして、真摯に生きていこうと願う人々がいる。

ドラマで見てほしいおすすめ作品は、2017年9月に放送された「橋ものがたりシリーズ」です。「藤沢周平 新ドラマシリーズ 第二弾 橋ものがたり」として、時代劇専門チャンネルとスカパーで放送されました。連作短編集を全3話で再構成されました。主演には松雪泰子さんや江口洋介さん、橋爪功さんなどが出演しました。

橋の上で起きる男女の心情を丁寧に描いた原作はもちろん人気ですが、それをドラマで再現しています。こちらも原作とともにおすすめの作品です。

「朗読」で聞くおすすめ作品

ここからは、朗読で聞くおすすめ作品です。2009年から2012年までにニッポン放送で放送された朗読番組「朗読・藤沢周平傑作選」の中から、朗読で聞いてほしいおすすめ作品をご紹介します。

朗読で聞くおすすめ作品「夜消える」

夜消える
夜消える
口コミ

盲人へのボランティア活動で、藤澤周平の図書を聞きたいという人の希望に、かなったので大変良かった。

朗読で聞いてほしいおすすめ作品は「夜消える」です。2012年1月20日から2月3日まで朗読番組「朗読・藤沢周平傑作選」で放送されました。

原作は、市井で暮らす男女の哀歓と人情を描いた7作品から構成されています。朗読で聞いても主人公たちが暮らす市井の風景が想像することができます。普段、本を読まない人にこそおすすめしたい作品です。

「全集」で読むおすすめ作品

最後にご紹介するのは、藤沢周平さん生誕80周年記念に発売された「藤沢周平全集」の中から、特に読んでほしいおすすめ作品をご紹介します。全23巻に及ぶ「藤沢周平全集」ですが、テーマごとに分けて収録されているので読みたい小説をすぐに探すことができます。全集で読むおすすめ作品をご紹介します。

藤沢周平全集

藤沢周平全集
藤沢周平全集
口コミ

小説づくりの名工。端正緻密な小説世界。これこそ人生通の、大人の物語。日本人なら忘れがたい、愛惜さそう情趣のすべてがここにある。

全集でよむおすすめ作品は、「藤沢周平全集第1巻」に収録されている「時雨のあと」です。兄を支えるために自ら苦界に沈んでいく妹の小哀話です。全体的に雨がテーマの作品ですが、市井に暮らす兄妹の人情話です。

緻密な描写と人情話を多く手掛けた藤沢周平

藤沢周平の作品おすすめ人気ランキングTOP3・口コミ・種類

時代小説家・藤沢周平さんの代表作品やおすすめ小説をご紹介してきました。藤沢周平さんの作品の特徴は、なんと言っても綿密な風景描写や現代にも通じる人情溢れる内容です。さらに時には胸に刺さるようなセリフもあり、時代を超えて愛されています。

時代小説というと、手が出せないようなイメージがありますが、少し時代用語を覚えればすぐにでもとりこになるでしょう。藤沢周平さんが亡くなって21年が経ちますが、彼が残した作品たちは色褪せることなく今も我々を魅了し続けています。

おそらく今後も映画やドラマ化など映像で楽しめる機会は増えますが、藤沢周平さんが渾身の力を込めて書いた原作もぜひ手に取ってみてください。

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